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動画のもくじ
00:00:00 ついにExcelがPythonを搭載!?
00:00:53 この動画の流れ
00:02:03 何ができるの？
00:02:48 ビジネス的な価値（仕事で役立つ）
00:05:06 使える条件（2023/8現在)
00:06:22 かんたんなコードの書き方、始め方
00:08:59 実用的な5つのケースを紹介！
00:10:29 ケース①データの概要をつかむ！
00:12:44 LINE登録で読者特典
00:13:35 ケース②散布図で２つの値の関係を見る
00:15:54 ケース③組み合わせで相関を見る！
00:18:24 ケース④組み合わせでグラフ化
00:20:17 ケース⑤２つの値の関係を直線に
00:21:33 マクロ vs Python
00:26:00 LINE登録で読者特典
Excelに新しい機能が発表されました。その名も「Python in Excel」です。この機能により、Excelのシート上で関数を入力するだけで、プログラミング言語Pythonを実行し、さまざまな計算、統計分析、グラフの作成などができます。現在は「Insider」というプログラムに参加しているユーザーのみが利用できるベータ版の状態ですが、将来的にはExcelの標準機能に追加されるでしょう。私も新生児の子育ての合間に、朝3時に起きて試してみました。簡単なコードを書くだけで高度な分析やグラフ作成が可能で、その秀逸さに驚きました。次に、Python in ExcelとExcel マクロ VBAを比較します。
Python in Excelの優れている点は、Excelのシート上の数式バーで直接コードを書けることです。一方、Excel Macroの場合、VBEという専用の開発ツールを立ち上げてコードを入力する必要があります。Python in Excelの主な機能は、データ分析や機械学習、結果のグラフ表示が主目的です。そのため、シート操作やファイル操作、Excelの基本的な機能の操作は行えません。対照的に、Excel Macroは、Excelの機能の操作や自動化に重点を置いており、セルのコピー、行や列の挿入、シートやファイルの操作など、Excelでの操作をほぼ全てサポートしています。
利用目的も異なります。Python in Excelは、主にデータ分析、機械学習、データの可視化を目的としています。Excel MacroはExcelの操作の自動化が主目的で、多様なExcelの操作が可能です。しかし、データ分析やグラフでの可視化を行う際には、より複雑なコードが必要になることがあるでしょう。この比較から、Python in ExcelがExcel Macroを置き換えるものではないことが理解できると思います。
次に、Python in Excelがどれほどプログラミング初心者に優しいかを考察します。Pythonは初心者から上級者まで広く扱われている人気のプログラミング言語です。しかしながら、初心者がPythonを始める前の「環境構築」は一つの大きな障壁です。これには、Pythonのインストールやクラウド上での環境の設定などが含まれます。しかし、Python in Excelを利用する場合、環境構築の必要が無く、Excel上で直接コードを書くことができます。この点から初心者にとても親しみやすいと言えます。さらに、Excelという多くのビジネスパーソンが使い慣れているツールでPythonのコードを実行し、その結果を直接Excelに出力できるのは大変便利です。また、データもExcel上で管理できるため、ビジネスユーザーには理解しやすい環境と言えます。
Python in Excelは、これまでプログラミングやPythonに興味を持ちつつも始められなかった初心者にとって、学習の始めやすいツールと言えるでしょう。ビジネスの現場で頻繁に使用されるExcelのデータを用いて分析を行い、意思決定に役立てることが、学習モチベーションを高める要因となります。
データ分析や統計の学び方の変化についても触れてみましょう。従来、Excelを使って統計を学ぶ際、専用のAdd-inをインストールして統計処理を行っていました。しかし、Python in Excelを使うことで、外部のプログラムの追加インストールなしに、Pythonのコードで統計処理やデータの可視化が行えるようになります。このため、統計やデータ分析を学ぶ際にPythonを実践的に用いる方法が主流になる可能性があります。非プログラマーのビジネスユーザーが、馴染みのあるExcel上でPythonを学ぶことは、大きな価値を持つでしょう。
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